油日岳・加茂岳・忍者岳・三国岳・倉部山近江100山へ
    2019年4月
22日  

3年前から二人で計画していた鈴鹿の最南端部にある油日岳から三国岳の縦走を遂に
実現できた。
この縦走路は、油日岳・加茂岳・忍者岳・三国岳・倉部山の五座を登る。
先輩が事前予習をばっちりされており慎重に歩けた。
渓谷、キレット、ザレ場ありと、変化が著しく、メリハリある久しぶりの感慨深い山登りとなる。

とりわけ 油日岳直下の急登の連続 そして三国岳直下の崖登りは、ルート中最大難所の
キレットであった。頂上からの下りも、危険この上ないし、崩落が激しく、ヤセ尾根には緊張感の連続であった。
標高は高くないが、簡単にハイキングのような気持ちで登れる山ではない。
鏡山と同じ距離と時間であったが比べることができない。

三国岳から下ったところの展望は見事であった。那須が原山、錫杖が岳という見事な景観の山が見えるし前方にはこれから登る倉部山の新緑が眩しく見事である。
素晴らしい山に来たものだ。
白いタムシバの花、そしてピンク色のつつじの花が大きな樹形のもとに咲いている。
またこの景色をいつか見に来たいものだ。

9:30に奥余野公園駐車場出発 油日岳10:50 三国岳11:55 そしてゾロゾロ峠経由駐車場に13:35に到着 4時間の山登りであった。



奥余野公園駐車場から油日岳方向を見る


 
油日岳頂上横の山小屋から油日町の景色
ゴルフ場ばかり・・・




この急登には息が切れました(写真ではわからない)



油日岳から眼下を見下ろすとゴルフ場ばかり



三国岳の鋭い山容は見事だ(三角錐の山)



ピンク色のつつじが登山道から見え癒される



難所のキレット



忍者岳からの急な下りだ そしてまた急激な登りになる



ルート中の最大の難所だった(三国岳直下のとんでもない登り崖)



三国岳から倉部山へ タムシバの花が満開



見事な新緑だ





倉部山方面






沢山の馬酔木が咲いている尾根を歩く



これがゾロゾロ峠だった


 ルート

奥余野林公園の駐車場に9:20到着。一台も車駐まっていない。
9:30駐車場スタート。沢沿いの林道を進み
三馬谷小屋の登山口に入り、沢沿いの道を登る。
幾筋かの滝もあり趣のある渓谷である。

梯子などもあり滑落注意しながら登って行く。
沢を数度トラバースしながら油日岳に向かう。
きつい登りが続く。急登に喘ぎながら
油日岳到着。

山頂横に祠
(岳大明神)、10m程下に小屋があり、小屋に座って前に広がる展望を楽しむ。
油日神社分岐を経てすぐに
加茂岳に着く。
次いでやせ尾根に緊張感を持ちつつ
忍者岳へ。忍者岳はやや尾根道から外れているのでもとの尾根道に戻り三国岳に向かう。

ザレ道を滑らないように慎重に下り
望油峠に着く。ここからロープに頼っての急な登りに取り付く。厳しい急登を克服して三国岳に着く。昼食後倉部山に向かう。三国岳からの下りもロープを伝っての厳しい急な下り。不鳥越峠から倉部山を経てゾロ峠坎霞渓にてコーヒーブレイク。

13:35奥余野森林公園駐車場に到着。
車で余野公園に向かい、公園から今日登った山々の山容を眺める。
三角錐の山が三国岳で、厳しい登り下りもうなずける。
油日岳の長い急登、道の両側が崩れたやせ尾根歩き、ザレ場、ロープ頼りの急坂など結構タフで緊張感のいる山行きだったが、
滝のある渓谷、ミヤマツツジ?や馬酔木の群生、時折開ける展望が心地よく変化に富んだ満足の山行きであった。