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先週は「六角氏の逃げ城」として知られる三雲城を訪ねたが、今週は偶然六角氏の主城の観音寺城(繖山)を登る。

瀬田を9時に出発し観音正寺の石寺参道の中腹に至る林道を林道ゲートで入山料を支払い参道との出合の駐車場に10:15到着。

この石寺参道の中間当たりの地点から観音正寺に向けて石段道を登る。10分強で西国三十三所第三十二番札所の観音正寺に着く。お参りをして本堂の奥を抜け

山道から繖山を目指す。桑実寺方面への道をしばらく行くと繖山三角点の方向を示す標識があった。

丁度地元の人らしい方が下りて来られたので道順を尋ねる。地元の老蘇学区まちづくり協議会の冊子も提供して貰い丁寧に説明してもらう。




三角点(頂上)を往復してから観音寺城跡へ向かうことにする  急な丸太階段道やガタガタ石段道を登る。尾根に出てしばらくすると猪子山からの

道と出合うとすぐに頂上。樹林の中で見はらしはあまりよくないが、三上山、鏡山他希望ヶ丘周辺の山々が望める。

先の地元の人の話では城跡に見はらしのよい場所があるとのことで昼食はその場所にすることで観音寺城跡目指して出発。

往路をそのまま下り、観音寺城跡への道に出てまもなく観音寺城本丸に着く。だだっ広い草の茂った平地。


大石垣方面へ向かう(冊子で確認すると追手道)。平井丸、池田丸や石垣の残る道を経て展望の開けた大石垣の上に出る。

大きな女郎岩に来ると南面が大きく開けた絶景地だ。観音寺城と書かれた幟旗が広場にはためいている。

東側には5年前に登ったやはり六角氏の支城箕作山、南側正面に万葉ロマンの船岡山その右に雪野山、西側に目を転じると鏡山その奥に三上山が美しい

山容を覗かせている。

眼下には新幹線が行き交う。まさしく蒲生野の大パノラマが展開する。陽を遮るものなく少し暑いけれど、すばらしいロケーションを堪能しながら昼食タイム。

追手道を辿って下山することにする。追手道に出る手前に下り道がありショートパス出来そうだったのでザレ道を下りるも茨灌木に変わり登山道が消失した。




これでかなりエネルギー消失。追手道に入り下ると、大石垣展望地点に出た。ここが大石垣の全容を観るビューポイント。

ここからまた登り道で大石垣の入口付近に出た。何のことない。大石垣を眺めるために周回したようなもの。また疲れ増す。

ここから少し急な追手道を下り林道に出る。これを少し登って駐車ポイントに着く。


信仰と戦国時代の歴史的由緒あり、さらに素晴らしい展望も楽しめ且つ結構厳しい山歩きで趣のある充実の一日であった。



観音正寺口 観音正寺 繖山 観音寺城跡 平井丸 大石垣 大石垣展望所 追手道/林道出合 駐車場 歩行時間 所要時間
到着 10:38 11:13 11:48 12:07 12:16 12:49 13:07 13:15
コースタイム 0:13 0:28 0:20 0:07 0:09 0:09 0:18 0:08 1:52 2:50
出発 10:25 10:45 11:28 12:00 12:07 12:40 12:49 13:07





繖山(きぬがさやま) 別名 観音寺山/

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