金草岳(1227m)  岐阜県
平成8年11月3日

この山は奥美濃の最も奥深い福井県、岐阜県の県境に位置する山である。対面には冠山という山がありこの山の方が遥に人気がある。
金草岳は、登山道がわかりにくいので(冠山峠から道があったのだ
がるのに)麓から薮のブッシュをかき分けて
尾根に取り付きやっと登山道を見つける。
頂上は狭く広場になっていたがなんと10名ぐらいの人が登っていて元気良く私を向かい入れてくれた。
京都からの「きんざん会」の方々で同じ仲間が近くのウソ峠でテントを張っているとのこと。
 (自宅6:30 関ヶ原IC/揖斐川町市場/藤橋村8:30/冠山峠9:30/登山口(迷)10:30/12:30檜尾峠/13:45頂上 15:35登山口 16:43藤橋城 関ヶ原IC18:13)



 紅葉にはもう遅かった。冠山峠を超えて福井県に入り河内までは紅葉真っ最中であったがブナの木はすべて紅葉が終わり葉が落ちていた。今年は紅葉が早かったのであろうか。
自宅を6:30出発して9:30冠山峠なんと3時間もかかった。ここからさらに福井県の河内まで車を走らす。
河内の所から、さあ登ろうとしたら山芋ほりの人からクマも出る可能性も高いしここはクマが多い山とのこと。
今頃はクマが木に登って実を食べているだろうとのこと。嫌な話を聞いたものでこの登山道からは引き返すことに
した。
冠山峠のすぐ下から林道がありそこを歩くと檜尾峠のすぐ下に出ることができるとの情報を聞いてバック。
冠山峠はたくさんの登山者で一杯だ。
お地蔵さんの枝道(進入禁止)を3キロ進み登山口に着く。途中から見た金草岳の雄姿は素晴らしい。
奥美濃の山ではNo1であろう。双耳峰の山であるし藪山である。このように良く見える場所も檜尾峠の道からは
なかったはずだ。
能郷白山よりも何よりも美しい。春山はさらに素晴らしいことだろう。手前に見えた山が本峰と思っていたがさらに
奥にあった。
狭い頂上だにはたくさんの方が感動に浸っていた。屏風山にも登ったことがるとのことで相当の山好きだな。
12時にすでに昼食はして14時前に頂上に着いた。
晴れた良い日であり奥美濃の山々が360度見ることができた。
白山、三周、そむぎ山、美濃俣丸など  だいたいの山はあてられるようになったが三周ヶ岳方面がもう一つわかりにくい。
帰り道の徳山村跡には家が一軒もなくなっていたのが寂しかった(大きなダムができる予定だ)
藤橋城たるものができていた。故郷一億円でできたのであろうか
お昼にぎっくり腰になったようだ。
今日はクマの話とかぎっくり腰になるなど大変な日であった。